ベトナム民間版画・説明
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1.公鶏・大吉
新しい年の幸せを願う代表的な版画で、VanAmQuangKy(太陰暦の書)によると、鶏は1年の最初の月、月の1日目を表わし、オンドリの時を告げる声は闇を破り、悪霊を払うと考えられている。

2.栄花と富貴
オンドリを抱く童子はVan(文)Vu(武)Dung(勇)Nhan(情)Tin(信)の5つの徳を備えた立派な男になりますようにという願いを表わしている。オンドリには、博学のシンボルの菊の花を添えて描くことが多い。
アヒルを抱く童女は、子宝に恵まれますようにという願いを込めている。アヒルは、女性の繊細さ、優しさ、出産を象徴している。清純さ、気高さの象徴であるハスの花とともに描かれる。

3.礼智と仁美
礼智?
仁美(ガマを抱く童子)は、勇敢さ、富、情深さを願うもの。ガマは天国にいる叔父さんで、歯を擦り合わせて雨を呼ぶとの言伝えがあり、ガマが鳴くのは、田や畑に雨がくると知らせているのです。ですから、ガマを抱えた童は善男善女の象徴となっています。

4.鶏の一家
家族の幸せを願うもので、題字には「勇敢で誇り高き夫婦に豊かな暮らしを、子子孫孫変わらぬ繁栄が続きますように」とある。

5.豚の一家
中国の陰陽思想では、豚は成長と繁殖を示すもので、古くからの教えでは、良い豚は「大きな口、背中に縞、ぶよぶよした腹、それに陰陽の印が4つ」あるといわれている。

6.天下太平国家盛治
ベトナムでは、昔から「見事なものをクジャクの踊り」に例え、平和と繁栄のシンボルと考えられている。

7.水牛の背で笛を吹く童子
8.水牛の背で凧を上げる童子
9.働きながら学ぶ
10.魚と遊ぶ童子たち
子供を大切にするベトナムでは、テト(旧正月)になると、子供たちの明るい姿を描いた版画が各家庭を飾る。


11.象に乗ったTRIEU婦人
3世紀に外国の支配に対抗して戦った民族英雄。

12.(龍の背に乗って河を渡る)丁先皇
968年に建国したデイン王朝(DinhTienHoang)の最初の王にまつわる伝説。

13.武場
封建時代には、毎年武道の試合が行なわれ、出世の糸口となっていた。その試合場の威厳ある様子を描いたもの。

14.太鼓行列
地方の伝統的な武道祭は、太鼓行列の先触れで始まる。先導の札には「当村の若き闘士」(中男本社)と書いてある。ベトナムでは、春の武道祭には相撲が欠くことができない。

15.奉麟迎龍
龍と麒麟の踊りは縁起がよくなるようにとテト(旧正月)をはじめ、様々なお祭りで奉納されます。

16.象に乗って

17.ナマズとガマ
民間故事を題材にしたもの。ガマがタマゴを生み、タマゴはオタマジャクシになりました。ナマズは、自分にそっくりなオタマジャクシを見て、家に連れて帰り養子にしました。ガマは裁判に訴えました。
鯉の裁判官は両者に待てと命じ、オタマジャクシを水に放しました。しばらくすると、オタマジャクシはガマになり陸に上がり、ガマの勝ちとなりました。
この話は、真実がわかるまでには時間がかかるので性急に結論を出してはいけないという教訓。

18.ねずみの嫁取り
19.ねずみの進士
旧社会の収賄を批判したもの。結婚も科挙の試験を経て「進士」となるのも、猫に贈賄しなければならないという封建社会を描いている。

20.ガマ先生
無能な学者の教育を揶揄したもの。「大ガマ」先生が立派な台に座り、偉そうにしています。生徒達は、おずおずしていたり、がやがやしていたりして、結局何も教えることができない様子を描いている。

21.やしの実の収穫
田舎の日常的な生活風景を描いたもの。「誰が植えたか立派なやしの木。ぼくが上がるよ、きみは待ってて。ほら行くぞ。」という内容の詩が添えられている。

22.嫉妬
支配者層から庶民まで、一夫多妻制に対する警笛を鳴らしたもの。
「新芽の筍と蛙のご馳走よ。どっちの亭主か味見てみましょ。」
ベトナムのことわざにもある嫉妬に狂う場面を描いたもの。

23.ONGTO縁結びの神
24.BANGUYET縁結びの女神
男女が結ばれるのは、縁結びの神様のお陰だと伝えられている。男の神は龍にまたがったONGTO、女の神は火の鳥に乗ったBANGUYETである。

25.進禄
テト(旧正月)が来ると、壁に飾り、富と地位を祈る。Tai(富)とLoc(地位)の神は、法衣を身にまとい、羽飾りのついた文官の冠を頭に、一方の手には権威を象徴する笏、もう一方には巻物を持っている。「禄位高升」と記されている。清代の台南の「加官進禄」(門神)に類似していることにも注目。

26.象に乗って戦う

27.馬を連れた兵士

28.水田の耕作
29.水牛を使った耕作
30.水牛とともに一休み
ベトナムは、北部のソンコイ河(紅河)、南部のメコン河に広大なデルタ地域が水田として開発されている。稲作文化の一面を描いたもの。

31.連年有余
ハスと鯉を描いた豊作を願ったもの。清代の天津・楊柳青の作品と、構図が類似していることにも注目。

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