公開シンポジウムのご案内
公開シンポジウムのご案内と ディスカッショントピック投稿 のお願い
日本言語学会では 第134回大会 において公開シンポジウム「大規模コーパス研究の方法―言語研究の新しいスタンダードの構築にむけて―」を開催します。[シンポジウムプログラム, シンポジウム関連デモンストレーション,および 問題提起]
1990年代に British National Corpus と Bank of English [Collins WordbanksOnline] という2つの大規模英語コーパスが相次いで構築・公開されて以来,コーパス言語学はめざましい進歩を見せ,方法論の整備も進んでいます。また,英語以外の言語についても大規模なコーパスが相次いで構築されており,現在,日本語についても大規模均衡コーパス (balanced corpus) の構築プロジェクト (文部科学省科学研究費補助金特定領域研究 「代表性を有する大規模日本語書き言葉コーパスの構築:21世紀の日本語研究の基盤整備」 (平成18年度―22年度,領域代表者:前川喜久雄氏 (国立国語研究所)) がはじまっています。
本シンポジウムでは,パネリストお2人 (滝沢直宏氏,前川喜久雄氏) と,コメンテータお2人 (松村一登氏,定延利之氏) にご参加いただき,これまでの大規模コーパスを用いた言語研究の流れを総括し,その成果と問題点を踏まえつつ,コーパスが言語研究の方法論,さらには今後の言語学の発展にどのように貢献するかを議論したいと思います。
日本言語学会のシンポジウムにおいてこれまでコーパスをテーマとして取り上げたことはありません。しっかりとした議論をおこなうことをめざし,当日はディスカッションの時間を1時間程度確保する予定です。コーパス言語学はもとより,コーパスを用いた言語研究,さらには言語研究の方法論一般にご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。
また,今回,ディスカッションで取り上げるトピックを事前に投稿いただける フォーム を用意することにしました。実りのあるシンポジウムとなりますよう,ぜひご協力をいただけますようお願い申し上げます。
概要と問題提起 (PDF文書, 88.2KB)
シンポジウムコーディネータ 千葉庄寿 (麗澤大学)
公開シンポジウム「大規模コーパス研究の方法
―言語研究の新しいスタンダードの構築にむけて―」プログラム
公開シンポジウム関連デモンストレーションプログラム
シンポジウム開催にあたり,関連するデモンストレーションを以下の内容で実施いたします。
- 日時・場所:
- 2007年6月17日(日) 11:00~13:00 於 麗澤大学 1411教室 & 1412教室 (校舎1号棟 4階) [アクセス]
- プログラム: ブース形式で実施します。
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- 『小学館コーパスネットワーク』 (舘野純子)
- 『日本語話し言葉コーパス』(丸山岳彦・相馬さつき)
- 『太陽コーパス』(田中牧郎・近藤明日子)
- 『現代日本語書き言葉均衡コーパス』サンプルの全文検索 (山口昌也・山崎誠)
- 『現代日本語書き言葉均衡コーパス』の形態素解析 (小椋秀樹・小木曽智信)
- 『現代日本語書き言葉均衡コーパス』のサンプリング (柏野和佳子・秋元祐哉)
デモンストレーション実施にあたりご協力をいただきます関係各位にこの場を借りして篤く感謝申し上げます。