計画研究ア



松村一登 (研究代表者)

比較的入手が容易な,ウラル諸語,アルタイ諸語の言語データとこれらの言語のために開発されたプログラムを利用して,危機言語のデータにも利用可能なツールや研究方法を開発し,成果を公開する。

  1. 録音データを転写したものをテキスト・コーパス化して,文法研究に利用する方法を開発する。言語データは,前年度,エストニアの言語学者の協力で入手したバルト・フィン系の小言語の音声資料(ボート語など6言語,1言語あたり3時間〜10時間)を利用する。

  2. 形態・品詞・統語情報を付加したテキスト・コーパスのための用例検索ツールを開発し,著作権の制約がなく公開可能なデータとともにCDROMなどのメディアで配布する準備を行う。