2002年度情報処理演習B 「マルチメディアウェブページ作成」
TeraPad は寺尾進さんが公開しているテキストエディタで,この授業ではこのソフトを使ってHTML文書を作成します [図]。
TeraPadは,テキスト編集,特にHTML文書の作成のための機能が充実しているので,Windows付属の「メモ帳」よりもはるかに使いやすいのが特徴です。以下に,主要な機能のいくつかを挙げます。
改行の位置や,全角スペース,Tabなどを目で見て分かるように表示してくれます。[設定によります。授業で使うプログラムは設定済みです。]
メニューバーの [表示]→[オプション]
でオプションダイアログを開き,自分の好みに合わせて環境設定ができます [TeraPadの初期設定について]。
HTML文書の編集モードがあり,タグやコメントなど,テキスト部分とその他の要素を色分けして見やすく表示し,また行番号を表示してくれます。 [図。タグは青," " で囲まれた属性の値は緑,コメントは灰色で色分け表示されます。]
HTMLの編集モードでは,ツールバーに「Internet Explorer」「Netscape Navigator」を起動して編集中のHTML文書を表示することのできる便利なボタンが使えます [図参照]。
Shift JIS だけでなく,日本語EUC (EUC-JP) や JIS (ISO-2022-JP),UNICODE (UTF-16 [いわゆるUNICODE], UTF-8) という異なる文字コードの日本語テキストを編集できます (読み込み時は [メニュー]→[漢字コード指定再読み込み]
で漢字コードを指定します [図]。保存はメニューバーの [ファイル]→[漢字/改行コード指定保存]
で漢字コードを指定します [図参照。日本語専用なので外国語は編集できません。])。
Windowsの標準的な改行以外の改行コードでテキストを作成できます。WindowsのCR + LF (= Carriage Return + Line Feed) に加え,Macintoshの CRのみ や Unix の LFのみ のテキストも保存編集できます (読み込み時は自動的に改行の種類が判別されます。保存は [ファイル]→[漢字/改行コード指定保存]
で改行方式を指定します)。
フリーウエアなので,自宅のパソコンにも自由にインストールして使えます。レジストリに変更を加えないバージョン (インストーラなし) を使うので,大学のパソコンでも安心して使え,またZIPディスクに入れておけばZIPドライブのあるパソコンならすぐに使うことができます。
より詳しいソフトの解説は,作者の 寺尾さんのホームページ やソフトウエア付属の解説 Readme.txt を参照してください。