1.チベット仏教の吉祥文様
仏教が漢代に中国に伝わって以来、仏教の宝物はみな吉祥の物と見なされるが、とくに法螺・法輪・宝傘・白い蓋・蓮華・宝瓶・金魚・吉祥紐(盤長)8種は「八宝」「八吉祥」と呼ばれる。チベット語では、「タシ・タギェ」と称され、寺院の入り口の垂れ幕に、民家のドア窓のカーテンにこの吉祥文様が使用されている。

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法螺(トゥン)
解脱を告げる右巻きの法螺貝。
法輪(チューコル)
仏教の教えを回転させて広める。悟りに到る八正道を象徴。
宝傘(ドゥク)
悪しき影響から守り、平安をもたらす。
白い蓋(ギェルツェン)
無明に対する仏教の教えの勝利。
蓮華(ぺマ)
泥の中から顔を出して花開く蓮は清らかさの象徴。
宝瓶(ブムバ)
不死の甘露がたたえられている。
金魚(セルニャ)
世俗の海から精神的に解き放たれること。
吉祥紐(べルべウ)
終わりのない愛と調和。広大無辺な慈悲の教え。



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