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ナシ族とトンパ文化 |
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ナシ族は中国雲南省北部から四川省西南部にかけて分布・居住する少数民族である。言語系統上では、ナシ族は漢・チベット語族の中でもイ族・リス族などと同様イ語系に所属している。人口は30.8万人強(2000年)で、海抜高度1500〜3000mの山間丘陵部や、現地で「![]() 伝承によれば、祖先は「古代羌族」ともいわれ、中国の西北部から四川を経て南下し、雲南の寧 ![]() ナシ族は、自称を「納(ナ)」「納西(ナシ)」「納汝(ナル)」「納恒(ナヘン)」で、「納」は「黒」、「西」「汝」「恒」は「人」、または「族」を意味する。 長江上流金沙江を境として、西部方言地区と東部方言に大別されるが、両方言地区では言葉が通じないとされる。固有文字はこのうち西部方言地区のみに見られる。 文字には、縦10センチ横30センチ程の横綴じの儀礼用経典に書かれている象形文字に属するトンパ(東巴)文字と、表音文字のクパ文字の2種類が存在する。 ![]() 宗教は、ボン教の要素を持つ固有の民間宗教で、トンパ教と呼ばれ、「白水台」がその発祥の地といわれる。トンパは、トンパ教のシャーマンで、人々の依頼を受けて葬式や厄払い、祖先祭祀などの儀礼を主催し、病を治し、旅立ちや冠婚葬祭時には吉日を占う。伝統文化の継承者でもあるトンパは、1400字はあるというトンパ文字を習得して経書を書き、儀礼用の木牌を描き、経文を暗唱して踊りをマスターし、儀式の順序や規程に習熟しなければならず、10数年の修行が必要である。
※『資料3』
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