2.花梨(かりん・rose wood)
 紫檀とならんで最も珍貴な木材とされる。ばら科の落葉高木で、中国原産で、木材は微赤色できめこまかく、紫檀に比べて質感が温かいという特色がある。
花梨木の主要産地は、広東・海南であるが、現存する花梨木の明式家具(清乾隆年間以前の家具)の生産地は蘇州地区である。
清代前期(雍正・乾隆)までに大量に花梨木を使用してしまったために、資源が枯渇し、現在では小箱・筆筒などの小物の材料に見られるだけである。清代中期以降は、タイ・ミャンマー・べトナム・南洋群島などの地の花梨木が使用され、「巴西紅木」と称されている。
花梨木目
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