8.鍾馗
民間伝説の中では、鍾馗は辟邪降福の偶像である。宋代の『夢渓筆談』に文字記載がある。相伝によると、鍾馗は唐代の人で武挙に応じたが当たらず、死後、唐の明皇の夢に托し、天下の妖魔を消滅させることを決心した。民間では旧暦・5月5日の端午節を辟邪を行なう日として、鍾馗像を家の中に掛ける。
収集資料は、河北・武強のもの。道教風のいわゆる御札となっている。

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