20.時事年画
アヘン戦争以降、時事を題材とする民間年画が出現した。その内容は人民の反帝戦争、太平天国の乱の興亡、軍の蜂起や宣教士に対する反抗等である。
収集資料は、河北・武強のもので「大戦山海関」という表題で、張作霖の奉軍(遼寧省の奉天)と直系(河北省は直隷と称していた)の呉佩孚の二つの軍閥同士の地盤争奪、勢力拡大の情況を描いたもの。周谷城の『中国通史』によると、直隷戦争は、1922年と1924年の2回の記載があるが、いずれも「山海関」が主戦場ではない。
中国の民間絵画MENUへ戻る