2.祖宗軸
祖先祭祀に用いる掛け軸。一般には除夕の日に正房の堂屋に掛けるが、これを「請家堂」と称し、一家中で祭る。正月一日には「送家堂」と称し、片付ける。また、「七月十五」に再び祖先祭祀のために掛ける。「巻軸」の体裁をしているために、山東人は「老的軸子」或いは簡単に「軸子」と称する。形式の多くは、下段に祭祀の場面を描き、上段に若干の空格を設け、空格は多行に分け、すでに逝去した宗族内の親族の姓名を書き入れ、外周には龍鳳などの縁飾りを施す。
収集した資料は天津楊柳青のもの。

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