老芸人・高政橋氏(1927年生)の話 |
高政橋氏は、私塾で5年学んだ後、15歳頃から楽亭県王庄子村の王紹夢が主催していた影班に人形操作者として参加し、周辺の村をまわっていた。父や祖父は、私塾の教師や医者で、影絵芝居と直接のつながりがなかったが、一族のなかに芸人・斉成瑞がいたので、解放後、県の影社の活動に参加するようになる。50年代には、長春・ハルピン・唐山・承徳などで公演した。以前は石油ランプを用いていたので、人形が煤けていたが、1957年頃から電灯に変わった。最後に公演したのは71歳の時で、最も得意な演目は「三打白骨精」である。 | ||
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