B03班 平成14年度第1回研究連絡会議
2002年4月28日  於 麗澤大学

会議の様子出席者:松村一登(東京大学)、滝沢直宏(名古屋大学)、千葉庄寿(麗澤大学)、山田久就(東京大学)、小野智香子(日本学術振興会特別研究員・東京大学)、鈴木麗璽(名古屋大学大学院)

1. 成果報告(松村一登)

以下のような成果の報告及び今後のプロジェクトの紹介がありました。

・Indigenous Minority Languages of Russia: A Bibliographifal Guide を出版(松村一登)
・方言地図作成プログラム - 韓国語版の作成?(福井玲・東京大学)
・International Workshop on Resorces and Tools in Field Linguistics 26-27 May 2002 に参加(千葉庄寿)
・松村・鈴木・小野のプロジェクト(チュクチ・カムチャツカ比較基礎語彙集の語彙検索プログラム開発)の紹介。

2. フィールドデータの作成と分析のための統合的な作業環境の開発ープロジェクト紹介(千葉庄寿)
  プレゼンテーション資料(PDF書類, 31.6KB)

 文法情報・音声転写など、言語学的なアノテーションを含むテキストコーパス作成のためのツール開発。現在ソフトウェアのプロトタイプをTcl/Tkにより開発中。研究経過を5月26日-27日のInternational Workehop on Resorces and Tools in Field Linguistics で発表予定。マニュアルを作成し、開発プログラムとともに今年度の科研報告書として公開予定。

このプロジェクトについて、以下のような議論が行われました。

・まずはテキストコーパス作成支援ツールが求められる。わかりやすいユーザインターフェイスがほしい。 ・開発環境について。Tcl/Tk、XML の利用など。

3. チュクチ・カムチャツカ比較基礎のための検索アプリケーションの開発(鈴木麗璽)
  プレゼンテーション資料(PDF書類, 21.2KB)

 目標:対象とするすべての言語を統一的に処理し、そのままの文字で表示・入力が可能で、プラットフォームに依存しない(Windows,Mac両方で動く)検索アプリケーションを作って再配布可能なCDに収めること。現在 Tcl/Tk を使用して開発中。

このプロジェクトについて、以下のような議論が行われました。

・検索窓や検索結果の表示など、インターフェイスの問題。正規表現を使用可能にするかどうか。
・ユニコードで表示できない文字の扱いについて。
・再配布可能なCDに収めるため、フリーのフォントが必要。


文責:小野智香子;
Last Updated: 2002-06-09 by CHIBA Shoju;
2002年度の活動にもどる