日本言語学会「危機言語」のページ

Last Updated: 2010-10-14

「危機言語のページ」について

「危機言語」小委員会について

「危機言語」小委員会は1994年に日本言語学会の小委員会として発足し (⇒ 小委員会のあゆみを参照),以下のような活動にあたりました。

  • 「危機言語」に携わる研究者の育成と調査研究支援
  • 「危機言語」に関連するイベントの企画・運営 危機言語関連の活動の記録
  • 「危機言語」に関連する情報の提供

16年あまりの活動を経て,発足当初の目的を果たしたとして「危機言語」小委員会は2010年3月に解散しました。今後,日本言語学会では,プロジェクトとして危機言語をはじめとする啓蒙的な活動をおこなっていく予定です。

「危機言語のページ」の公開について

これまで本ページは「危機言語」小委員会のホームページとして,小委員会の活動の広報と危機言語に関する情報の公開をおこなってきましたが,「危機言語のページ」では,これまで公開してきたコンテンツを整理し,アーカイブとして公開しています。今後,危機言語関係の情報の集約を含むコンテンツの拡充は,日本言語学会のプロジェクトによりすすめられていくことになります。

「危機言語のページ」のコンテンツには,以下の啓蒙的な情報が引き続き含まれています。

「危機言語」小委員会のあゆみ

「危機言語」小委員会が主催・後援・関係したイベントの詳細については別ページをご覧下さい。

1994年
日本言語学会の中に消滅の危機に瀕した言語小委員会が設置される。土田滋氏を委員長とする。
1995年
梅田博之氏が委員長となる。
1997年
奈良毅氏が委員長となる。委員会の正式名称を「危機言語」小委員会とする。
1998年10月
公開シンポジウム「危機に瀕した言語」を東京清泉女子大学にて開催。
1999年11月
「危機言語シンポジウム」を国立民族学博物館と共催。
2000年
坂本比奈子氏が委員長となる。
2000年10月
シンポジウム「危機言語・少数言語と言語学者の役割」を東京大学文学部付属文化交流研究施設東洋諸民族言語文化部門と共催。
2001年6月
科研特定領域研究「環太平洋の言語」主催の公開講演会を後援。
2001年11月
科研特定領域研究「環太平洋の言語」主催の国際シンポジウムを後援。
2003年
宮岡伯人氏が委員長となる。
2003年11月
日本言語学会 第127回大会 (於大阪市立大学) にて,ワークショップ「アイヌ語現地調査の現状と可能性―『危機言語』調査の今後―」とポスターセッション「『危機言語』への招待―その現状と研究の最前線―」を開催。
2004年1月
日本言語学会シンポジウム「危機言語:『危機言語』の国際社会的状況―言語維持のための戦略―」を開催 (於学士会館)。
2004年6月
日本言語学会 第128回大会 (於東京学芸大学) にて,特別展示「少数言語の文法研究から見えるもの」を開催。
2004年11月
第19回「大学と科学」公開シンポジウム「今,世界のことばが危ない!―グローバル化と少数者の言語―」を後援 (於 東京国際交流館)。
2005年6月
日本言語学会第130回大会 (於国際基督教大学) にて,ワークショップ「抱合と複統合性―フィールドからみえてくる言語の多様性」を開催。
2006年2月
日本言語学会シンポジウム「フィールドワークの光と影―今なぜ,危機言語に挑むのか?―」 を学士会館にて開催。
2006年
呉人惠氏が委員長となる。
2006年6月
日本言語学会第132回大会 (於東京大学駒場キャンパス) にて,特別展示「少数言語の文法研究から見えるもの-その2-」を開催。
2007年6月
日本言語学会第134回大会 (於麗澤大学) にて,ワークショップ「活格性とはなにか?―フィールドから見えてくる言語の多様性 Part 2」を開催。
2007年11月
日本言語学会第135回大会 (於信州大学人文学部) にて,特別展示「フロンティアからの眼差し」を開催。
2008年6月
日本言語学会第136回大会 (於学習院大学) にて,ワークショップ「関係節の類型論:フィールドから見えてくる言語の多様性 Part 3」を開催。
2008年11月
日本言語学会第137回大会 (於金沢大学) にて,特別展示「フロンティアからの眼差しPart 2」を開催。
2009年3月
公開シンポジウム「日本のなかの危機言語―アイヌ語,琉球語,本土方言―」を東京大学本郷キャンパスにて開催。
2010年3月
「危機言語」小委員会解散。
First Created: 2003-07-27; Last Updated: 2010-10-14;
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