◇◇自己紹介
金丸 良子
の横顔
金丸良子
Yoshiko Kanamaru
略歴
1951年:東京都出身。
1975年: 早稲田大学第一文学部文学科(中国文学専攻)卒業。
1979〜81年: (中華人民共和国)山東師範大学外文系に文教専家として赴任。
2005年:岡山大学大学院文化科学研究科 博士後期課程修了。
現在: 麗澤大学外国語学部教授(中国民俗概論・中国民族文化担当)
早稲田大学文学部非常勤講師(中国比較文化論担当)
中国民俗学・中国民族学専攻。博士(文学/岡山)
現在の主な研究活動
1. 中国雲貴高原に居住するミャオ族・ヤオ族を対象に生業形態を中心としたフィールド調査を1983年から継続中。
2. 雲南省迪慶チベット族自治州に居住するナシ族・イ族・チベット族などを対象に生業形態を中心としたフィールドワーク調査を計画。雲南民族博物館との共同調査。

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主要著書
『西南中国の少数民族 −貴州省苗族民俗誌−』(共著) 古今書院*
昭和59年 5月
共著者_金丸良子、鈴木正崇
昭和58年7月に中国貴州省東南部のミャオ族を中心とする少数民族を訪問した時の記録を骨子に、中華人民共和国成立当初より実施された中国人研究者による民族調査の成果を総合的に紹介した研究書。『民族学研究』51-3(日本民族学会)の書評欄に取り上げられた。A5判282頁。担当箇所は、共同研究につき本人担当部分抽出不可能。

 
『中国山東民俗誌 −伝統に生きる人々−』(単著) 古今書院
昭和62年3月
昭和54年9月から昭和56年8月まで、(中国)山東師範大学の文教専家(外国人教師)として過ごした体験をもとに、「週刊朝日」などの雑誌に掲載した文章を再録したもの。おもに、山東省内の農村部の伝統的習俗に注目して、近代化を目指す時流の底に流れる農民の意識を浮き彫りにすることを目途した。四六判241頁。

 
『中国雲貴高原の少数民族 −ミャオ族・トン族−』(共著) 白帝社
平成元年 3月
共編著者_金丸良子、田畑久夫
中国雲貴高原に居住する少数民族・ミャオ族、トン族に関する総合的研究書。雲貴高原に居住する少数民族の生業形態を把握し、わが国の基層文化解明の手がかりとした。トン族に関しては、外国人研究者としては最初の報告書である。A4判167頁。カラー写真210。担当箇所は、共同研究につき本人担当部分抽出不可能。
白帝社ホームページhttp://www.hakuteisha.co.jp/

     
『雲南 インドと揚子江流域の環』(共編訳) 古今書院
平成元年 8月
共編監訳者_金丸良子、田畑久夫
分担訳者・金丸良子、田畑久夫、中原律子、曽士才、松岡正子
20世紀初頭、雲南を調査・探検したイギリス人「H.R.Davies」の翻訳。原著は、単なる探検記録ではなく、各地方の少数民族の記述を主たる内容とした学術専門書として有名。とりわけ地名は正確。A5判550頁。担当箇所は、付録第1章〜第10章(337〜503頁)および全体の地名表示の統一。

 
『中国少数民族誌 雲貴高原のヤオ族』(共著) ゆまに書房
平成7年5月
共編著者_金丸良子、田畑久夫
中国雲貴高原に居住する少数民族・ヤオ族に関する総合的研究書。A4判221頁。カラー写真168枚。担当箇所は、第1編第2章(144〜121頁)、第2編第4章(126〜137頁)・第6章および第7章(170〜191頁)。
ゆまに書房ホームページhttp://www.aplink.co.jp/yumani

 
『中国語で学ぶ 中国民俗文化』(共編) ゆまに書房
平成 7年 5月
共編著者_金丸良子、李大川、松岡正子
中国語により中国の伝統的な民俗文化を紹介し、併せて日本語のコラムにより現代の中国事情およびその変化を解説する学習書。A5判79頁。担当箇所は、全体の企画およびコラム(12・20・27・32・4450・59・65・72の各頁)。

 
『中国少数民族事典』(共編) 東京堂出版
平成13年9月
共編著者_金丸良子、田畑久夫、新免 康、松岡正子、索 文清、C.ダニエルス
 中国の55の少数民族の伝統や文化、自然環境、歴史、経済、社会組織などを図表・写真を多用して総合的に紹介。A5判244頁。担当箇所は、全体の企画および口絵写真(8頁32枚)の構成、漢族・回族・ミャオ族・コーラオ族・ヤオ族・ショオ族・キン族・プィ族・スイ族・マオナン族・リー族の各項目と、コラム。

 
『中国語で学ぶ 中国民間文化』(共編) ゆまに書房
平成14年4月
共編著者_金丸良子、李 大川、松岡正子、鈴木 誠
 中国語により中国の伝統的な民間文化を紹介し、併せて巻末の訳注などにより現代の中国事情およびその変化を解説する学習書。A5判90頁。
担当箇所は、全体の企画・構成。

 
『中国少数民族 ミャオ族の生業形態』(単編) 古今書院
平成17年8月
平成17年3月岡山大学大学院文化科学研究科に提出した学位請求論文を骨子に、平成6年8月から平成14年8月までの8年間にわたるミャオ族の集落に関するフィールドサーヴェイで入手したデータをもとにした生業形態の比較検討を行なったもの。中国・雲貴高原のミャオ族だけでなく中国国境を越えてベトナム最北東端に位置するドンバン高原まで調査の範囲を広げたことが大きな特徴。A5版398頁。口絵カラー写真37枚。
古今書院ホームページhttp://www.kokon.co.jp/



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