◇◇金丸ゼミ(中国語学科・Bコース)

中国における地方文化−フィールドワークの可能性
外国語学部教授   金丸良子


大地が広大で物産が豊かなことを中国語では地大物博という。この「地大物博」の中国理解を進めるためには、従来より自然風土の差異によるの文化の違いが指摘されてきた。これに加えて、近年では対外解放・改革政策の進展により、沿海部のと内陸部西の格差も拡大してきたとされる。また、中国が人口の圧倒的多数(92%)を占める漢族と、それ以外の少数民族からなる複雑な多民族国家であることからくる地方文化の多様性も中国理解をはばむ大きな要素である。

ゼミでは、これらの複雑な様相をもつ中国の地方文化を関連基本文献などの読解を進めることによって、将来にむけたフィールドワークの実際的な作業の仕方と考察の方法について考えてみる時間としている。


 ●なお、最近ゼミで取りあげた基本文献には一例として次のものがある。

著者
書名
出版社
鳥居龍藏 『中国の少数民族地帯をゆく』 (朝日選書)
石毛直道 『文化麺類学ことはじめ』 (講談社文庫)
H.Rデーヴィス 『雲南ーインドと揚子江の環』 (古今書院)
可児弘明  『鵜飼』 (中公新書)
岩田慶治  『東南アジアの少数民族』 (NHKブックス)
小長谷有紀 『モンゴル草原の生活世界』 (朝日選書)
竹内実・羅漾明 『中国生活誌』 (大修館書店)
羅信耀 『北京風俗大全』  (平凡社)
宮尾慈良 『アジア人形博物館』 (大和書房)
金丸良子 『中国山東民俗誌』 (古今書院)
林 浩 『客家の原像』 (中公新書)
曽  昭侖 『中国大凉山イ族区横断記』 (築地書館)
川村 湊 『「大東亜民俗学」の虚実』 (講談社選書メチエ)
田畑久夫 『民族学者 鳥居龍藏』 古今書院click
東京芸術大学中国住居研究グループ 『中国民居の空間を探る』 (建築資料研究社)
大塚和義 『草原と樹海の民』 (新宿書房)




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